キタマクラは地味で小さなフグですが、求愛や闘争シーンではお腹の下や背中の皮を板のように
伸ばして派手な彩色にし、相手にアピールをかまします。
正面を向き合うと派手なアピールが相手に見えないので、横を向いてアピールする様子が見られ
ます。そして、ファイトとなると口で噛み合います。あまりにも早すぎてスローでもよく見えないので
すが、おちょぼ口に見える口は噛む瞬間に意外と大きく開いています。
キタマクラはフグ毒と呼ばれる猛毒のテトロドトキシンを持つ魚です。筋肉と卵巣は無毒なものの、
皮膚に強い毒性があるそうです。