伊豆半島では極普通に見られるミノカサゴですが、とてもよく似た種類にハナミノカサゴがいます。ハナミノカサゴは南方の海に棲む魚で、伊豆半島では９割がたミノカサゴ、稀にハナミノカサゴという割合でしたが、２０２３年はミノカサゴの方が少なくなったようにさえ感じました。派手なハナミノカサゴを喜んで見ていましたが、少なくなってみると質素なミノカサゴの方が美しくも思えてきます。 背鰭に毒があることもあり、大量に捕獲できる魚ではないので流通はしないようですが、海辺の食堂で姿揚げになっていることがあり、鰭がパリパリしていて美味しかったです。カサゴの毒はタンパク質毒なので高温の油で揚げると無毒になります。