オキタナゴの出産
沖鱮
Ransonnet's surfperch
Neoditrema ransonneti
撮影地:静岡県伊東市 水深8m 5月下旬 

オキタナゴは卵を産卵するのではなく、稚魚を出産する卵胎生の魚です。卵は体内で孵化し、大人と同じ形になるまで成長してから出産されます。仔タナゴは生まれた瞬間から上手に泳ぐことができます。出産のシーズンになるとお腹の大きなメスが集まって群れになるのですが、産む際には、すでに生まれて群れになっている仔タナゴの群れの中に入り、仲間入りさせるように出産します。出産とはいうものの、母体にいる間は人のようにへその緒で繋がってはおらず、栄養供給は受けていません。