ミズヒキゴカイ
水引沙蚕
Cirriformia tentaculata
撮影地:静岡県伊東市赤沢 水深1m

  

映像は海底の砂地から出るミズヒキゴカイの鰓です。細長い紐状で、しかも鮮やかなピンク色なの
でご祝儀袋や贈答品に使われる「水引」とかけて水引沙蚕となったのでしょう。水引のかけられた
海底は豊かな贈り物ということになります。とはいうものの、水引の下には贈り物のイメージとはか
け離れた本体があるのですが、砂の中から出てくることはありません。 伊東市の赤沢では、港内
の水深1mの砂地でよく見られます。大荒れになると砂が一時無くなるのですが、ミズヒキゴカイも
いなくなります。しばらくすると自然に砂は戻り、ミズヒキゴカイたちも、何事もなかったかのように
戻っています。砂と共に動いているのか?謎です。