イセエビは日中、岩の隙間に隠れて過ごし、何かあると急激なバックで逃げるというイメージがある。
だが、こちらが気にかけていないで近づいたときは、お互いに「あ、こんにちは」という感じになるのか
イセエビの方から隙間から出てきて触角を近づけ、物体確認の挨拶をするという場合が度々ある。
ただし「そんな風にするんですよ」と、ダイバーのゲストに紹介する時はうまくいかない場合が多い。
生物の「オーラ」というのは通じるのだろうかと疑問に思うが、あると思わざるを得ないパターンのひとつだ。
映像のイセエビは、もちろん偶然に出会った「こんにちは」です。


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撮影地:伊豆半島(赤沢)/水深6m