概要
製作中
分類
脊椎動物亜門 > 軟骨魚綱 > テンジクザメ目 > オオセ科 > オオセ属 > オオセ
特徴
オオセは平らな体と幅広い頭部、そして口のまわりに多数の皮弁(ひべん)があるのが特徴的なサメです。 サメと言うと、中層を泳ぎ回っているイメージがありますが、オオセは海底にじっとしていることの多いサメです。 動かない姿は岩や海藻と見分けがつきにくく、自然の中では非常に目立ちません。
雑学
「オオセ」という名前は「大瀬(深い海)」に由来するとも、地方名から付けられたとも言われますが、詳細はわかりません。 英名は「wobbegong(ウォビゴン)」で、オーストラリア周辺の近縁種にも同じ系統の名前が使われています。 じっとしている姿からは想像しにくいですが、素早く餌に噛みつくことができる捕食者です。
食・利用
一般には食用にはされませんが、地方によっては煮付けや干物などで利用されることもあり、美味とされています。 なお、鋭い歯を持ち、近づいたり触れたりすると咬まれる危険もあるため、観察にはそれなりの注意が必要です。