イソモク
磯藻屑
Sargassum hemiphyllum
撮影地:静岡県沼津市 水深2m 4月

  

イソモクはホンダワラ科の褐藻で、枝にできる気泡の浮力で海面へと立ち上がります。葉はギザ
ギザとして鎌のように反った形になり、荒々しい感じがします。日本海のイソモクの葉はスマートで
繊細な形をしているそうで、標本を見る限りは絶対に同種だとは思わない形状をしています。 雌と
雄は別の株で、雌が卵を、雄が精子を放出して海中で受精すると、海底で発芽した受精卵は雄か
雌かどちらかのイソモクに成長します。 ホンダワラ科の海藻には食用にするものもありますが
ソモクは食べないようです。