カジメは、海底から木の幹の様な茎状部を伸ばして葉(葉状部)を広げて群生する海藻で、まるで 陸上の林や森のような海底を作ります。 カジメの海中林は、それ自体で動物の餌になる他、産卵 や稚魚の隠れ家になったり、光合成で酸素を生み出し、窒素やリンを吸収したりと、海の豊かさに は欠かせない存在です。 近年はカジメの海中林が消失する「磯焼け」が各地で見られています。