トラフナマコの放精と放卵
Holothurian pervicax
撮影地:静岡県伊東市

  

トラフナマコはサポニン系の毒であるホロスリンを含むので食用のナマコではありませんが、
伊豆半島ではとてもよく見られるナマコです。初夏に産卵行動が見られ、周辺のトラフナマコが
一斉に起き上がり、メスは卵、オスは精子を放出します。普段から個体数の多いナマコですので、
偶然に放精放卵シーンに出会う確率は高いかもしれません。メスの数はオスよりもはるかに少な
く、放精するオスは見られても放卵するメスは見られないことが多いです。