バテイラ(シッタカ)
馬蹄螺
Top-shell
Omphalius pfeifferi pfeifferi
撮影地:静岡県伊東市 水深5m 2015年6月
  

一般的には、シッタカ(尻高)と呼ばれて親しまれている食用の巻貝ですが、正式な和名は「バテイラ」
と言います。酒の肴に最高なシッタカですが、意外と高級でサザエよりもやや高値の時もあります。浅
瀬の岩礁ならどこにでもいそうな貝ですが、伊豆半島の伊東では2019年の台風以来一切いなくなり
ました。2021年の今では多少見かけるようになったものの、漁にするような数ではなく、希少な貝に
なりました。 貝の表面が赤黒い個体をよく見かけますが、赤黒いのは殻状紅藻がついているためです。
本来の色は黒味がかった灰色です。