ウスユキミノ 薄雪蓑 Limaria hiradei 撮影地:静岡県伊東市 水深8m |
触手を伸ばしたイソギンチャクのように見えますが、「ウスユキミノ」という二枚貝です。毒のある
イソギンチャクに似せて魚を近寄らせない効果もあるかと思いますが、オレンジの触手はとても
粘着性があり、触れるとくっ付いてちぎれます。ナマコのキュビエ器官のようなしつこい粘着性は
捕食者の食欲を無くすのには十分でしょう。ところが、砂や岩などには粘着していません。なにが
きっかけで粘着するのでしょうか、不思議です。