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ハネウミヒドラ
羽海水螅
Feathered Hydroid
Halocordyle disticha
撮影地:静岡県沼津市 2024年8月 水深10m 水温29度
  
ふわふわと海中を漂うクラゲはとても人気ですが、クラゲの一生からすると漂っているのは、有性生殖のために切り離された飛び道具です。飛び道具を発射した元は海底で生活し、無性生殖で増殖しな がら飛び道具を製造する刺胞動物です。どちらがクラゲなのかと聞かれればどちらもクラゲです。 ハネウミヒドラの場合は名前にクラゲと付かないのでクラゲ状の飛び道具もハネウミヒドラと文献には表記されます。 無性生殖世代と有性生殖世代を過ごす刺胞動物のクラゲはヒドロ虫綱、十文字クラゲ綱、箱虫綱、鉢虫綱にまたがっています。それとは別に軟体動物のゾウクラゲや有櫛動物のクシクラゲなど、またく別の部門でクラゲという名前が使われていますので、クラゲとは何だ?と聞かれると、どう答えるか悩みます。
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