クリイロカメガイ

栗色の殻の羽ばたく巻貝

Cavolinia uncinata

クリイロカメガイ(Cavolinia uncinata)の水中映像(YouTube)
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概要

クリイロカメガイは、貝殻をもったまま海中を漂って暮らす「有殻翼足類(翼足類)」の一種です。 “翼”のように見える足を羽ばたかせて泳ぎ、蜘蛛の巣のような粘液の網を広げて、微小なプランクトンを絡め取って食べます。

分類・分布

【分類】軟体動物門/腹足綱/Pteropoda目/カメガイ科/カメガイ属/クリイロカメガイ

全世界の温帯、熱帯水域。
クリイロカメガイには2亜種5型があり、日本を含むインド-太平洋海域に分布する型は、Cavolinia.uncinata uncinata forma pulsate Spoel,1969 とされます。

特徴・雑学

半透明〜飴色がかった繊細な殻をもち、殻長はおおむね数ミリ〜1cm未満とされます。 “翼”のように見える足(パラポディア)を羽ばたかせるように動かして泳ぐため、「シーバタフライ」と呼ばれる仲間です。
外洋の表層、中層を浮遊する生物ですが、潮や風向きによっては沿岸のごく浅瀬で観察できることもあります。 また、海岸に大量に漂着した例も報告されています。

捕食のときは、体外に粘液トラップを出し、微小なプランクトンを絡め取る様子が観察されています。

有殻翼足類はアラゴナイト質の殻をもつため、海洋酸性化の影響を受けやすい生物群として研究で取り上げられることがあります。

食・利用

般に食用として流通することはほぼありません。

毒・危険性

人に対する危険性の資料は見つかりません。

名前にクラゲと付くが、浮遊性巻貝のコノハゾウクラゲ

透明な体と擬殻で隠れる「カンテンカメガイ」

参考資料

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