概要
製作中
分類
脊椎動物亜門 > 条鰭綱 > スズキ目 > べラギンポ科 > ベラギンポ属 > クロエリギンポ
特徴・雑学
クロエリギンポは、やや粗めの砂地に生息する小型の魚です。
普段は砂地の上にいたり、すれすれの高さで泳いでいますが、危険を感じると砂の中に体を潜らせ、頭部だけを外に出して様子をうかがいます。
砂に潜るのは瞬間で、まるで消えるかのように姿を隠します。
オスは繁殖期になると体に鮮やかな模様が現れ、婚姻色がとても美しくなります。ときに水中を舞うように泳ぎ、メスにアピールする様子が観察されることもあります。
また、クロエリギンポは砂の粒の大きさにもこだわりがあり、細かすぎる砂では呼吸しづらいため、あえて粗めの砂を選んで生活するという繊細な一面も持っています。
クロエリギンポを見かける場所が変わることは、砂質が変わったことにもつながり、環境の変化をとらえることができます。