概要
製作中
分類
脊索動物門 > 条鰭綱 > スズキ目 > タイ科 > マダイ属 > マダイ
特徴・雑学
「タイ」と聞いて真っ先に思い浮かべる魚、それがマダイです。
キラキラとした赤い体に、まるく優しいシルエット。日本では昔から“めでたい魚”として親しまれ、お祝いごとの料理には欠かせない存在です。
大きくなると1メートル近くにもなり、見た目も堂々としています。でも実は、岩の多い海底でじっとしていることが多く、意外とおとなしい性格です。
顔にはアイラインのような青い模様がうっすら見えることもあり、海の中で照明を当てると「こんなにキレイだったの?」と、多くのダイバーが驚きます。
味も見た目も良いので、昔から高級魚として扱われてきました。平安時代の文献にも登場し、徳川家康が特に好んだとも言われています。
「尾頭(おかしら)付き」はマダイを一匹丸ごとが正式とされます。完全な魚を出すことで、ご先祖さまや神様への感謝を表したり、
人生の最初から終わりや「切られていない」など、めでたい意味もあります。
食べ方も多彩で、お刺身、塩焼き、鯛めしなど、どれも格別。身がしっかりしていて骨が太いので、調理の際も扱いやすい魚です。