モクズショイの詳細

Camposcia retusa

モクズショイは、カイメンや海藻などを体に付けて擬態するユニークなカニです。棲んでいる周囲のものを付けるので、動かないと気付きません。モクズセオイという名でも正解です。

概要

製作中

分類

節足動物門 > 軟甲綱 > 十脚目 > クモガニ科 > モクズショイ属 > モクズショイ

特徴・雑学

モクズショイは、周囲のカイメンや海藻などを体に付けて、自らの姿を風景に溶け込ませる擬態の名人です。
静止していると岩や海藻の一部にしか見えないため、よく観察していないと気付かれずにやり過ごしてしまうこともあります。

このような擬態は、捕食者から身を守るための防御手段とされ、棲んでいる環境によって付ける素材も異なるのが特徴です。
また、「モクズセオイ」という別名でも知られており、地域や図鑑によって呼び方が異なることがあります。漢字では「藻屑背負」ですので、どちらでも意味合いは同じです。

海中でこのカニに出会えたときは、じっくり観察してみると、その工夫と適応の巧みさに驚かされることでしょう。

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