概要
製作中
分類
節足動物門 > 甲殻綱 > 十脚目 > オウギガニ科 > マンジュウガニ属 > スベスベマンジュウガニ
特徴・雑学
スベスベマンジュウガニは、その名のとおりつるりとした甲羅と丸っこい体が特徴のカニです。見た目はとてもユニークで、ちょっとかわいらしい印象さえあります。浅い磯や岩場のすき間などにひっそりと暮らしています。
ですが、このカニには注意が必要です。体内にテトロドトキシン(ふぐ毒)やパリトキシンといった強力な毒素を持っており、食べると命に関わることもあります。
毒は内臓だけでなく筋肉にも含まれているため、**どんな調理をしても無毒化できません**。
日本でも、近縁種を誤って食べて中毒を起こした事例が報告されており、自治体や食品衛生機関からも「食べてはいけないカニ」として注意喚起されています。かわいく見えても、絶対に食べないようにしましょう。
一般的な食用カニとは異なり、漁業対象ではなく、市場に出回ることもありません。干物や加工食品として販売されることも一切ありません。