概要
撮影地: 静岡県伊東市
- コーデック:H264-MPEG4AVC
- 解像度:1920x1080
- フレームレート:59.94
- 長さ:2分47秒
- サイズ:774MB
分類・分布
脊椎動物亜門 > 条鰭綱 > ウナギ目 > ウツボ科 > コケウツボ属 > トラウツボ
沖縄を除く南日本、朝鮮半島、西・中部太平洋、インド洋
特徴・雑学
明暗の褐色に白い斑紋が入る派手な体色で、大きな目をしています。鼻管は長く「角」であったり「ウサギの耳」のように見える独特の顔つきが特徴です。
口は湾曲しており完全には閉じません。愛らしい印象ながら、歯は非常に鋭く、噛まれると深い裂傷になるおそれがあります。
夜行性で、日没後は岩陰から出て遊泳・徘徊し、嗅覚を頼りに魚類や甲殻類を捕食します。
ウツボ類は胸鰭を持たず、背鰭・尾鰭・臀鰭は完全に融合しています。リボン状の体で、しなやかにくねるように泳ぎます。
また、咽頭の奥に「第二の顎」と呼ばれる咽頭顎(咽頭歯)をもち、獲物を喉奥へと引き込む独特の摂食様式が知られています。
地方名:アズキナダ、アブラウツボ、コメウツボ、ジャウツボ、ハンビウツボ
食・利用
食用とされるウツボほど漁獲される機会が少ないためか、一般的な食用対象ではありません。
ダイバーの観察・撮影や水槽飼育の対象として人気があります。
皮は、なめし皮(フィッシュレザー)として利用されることがあります。
毒・危険性
トラウツボに毒はありませんが、歯はカッターナイフの様に切れ味がよく、噛んだ後に引き裂くような行動をするため、傷が大きくなりがちです。
ただし、ウツボから攻撃を仕掛けてくることは無く、人間から攻撃しなければ安全な魚です。
怖いからといって追い払うような動作をするのは、逆に危険です。
参考資料
- BISMaL(JAMSTEC 生物情報)
▶ 見る - 原色魚類大図鑑 北隆館 阿部宗明監修
- 日本産魚類大図鑑 東海大学出版