ウオビル

吸血生物の共存生活

Piscicolidae

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概要

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分類

環形動物門 > ヒル亜綱 > Hirudinida目 > ウオビル科

特徴・雑学

ウオビルは、魚類に寄生して吸血するヒルの一種です。通常は海底に生息し、繁殖や栄養補給のために"一時的に"魚に吸着します。

【ウオビルの吸血生活】
ウオビルは海底で生活していますが、魚が近くを通ると寄生の機会を逃しません。 宿主となる魚を、水流の変化や振動・体温・粘液や血液成分などの化学物質などを手がかりに感知していると考えられています。 ヒル類は感覚器が発達しており、周囲のわずかな刺激から生物の存在を察知できます。
ウオビルがエイの体に多く見られるのは、エイが海底近くで生活し、ゆっくり移動する上に、砂に埋まるような行動をするからであると考えられます。

魚に接触すると、ウオビルは体の前端にある吸盤(前吸盤)を使って素早く付着します。
ヒルの体は柔軟で粘着力が強く、水流のある環境でも簡単には剥がれません。体表を這うように移動しながら、皮膚の薄い部分や血管に近い場所を探します。
吸血の際には、小さな口器で皮膚を傷つけ、唾液中に含まれる抗凝固物質(血液が固まらない成分)や麻酔様物質を分泌します。 これにより宿主は痛みを感じにくく、血液は流れ続ける状態になります。
血液は筋肉のポンプ作用によって体内に取り込まれ、ウオビルの体は吸血とともに大きく膨らみます。

【吸血生物の共存生活】
十分に栄養を得ると、ウオビルは宿主から離れて海底へ戻ります。
ヒル類は一度の吸血で長期間生きることができるため、頻繁に寄生を繰り返すわけではありません。 海底に戻った後は、消化と産卵の準備を行い、再び宿主に出会う機会を待つ生活に戻ります。

たくさんのウオビルが付いた魚を見ると痛々しく思えますが、ウオビル1匹の吸血量は少なく、吸い続けるわけではないため、大型のエイなどでは数が多くても大きなダメージにはならないとされています。 ただし、個体の大きさや体力によっては、貧血が起こったり感染症のリスクが高まる可能性があります。

食・利用

ウオビルが魚に付いている様子はしばしば見られますが、寄生されていた魚を食べても人への害はありません。 外見は気味悪がられることもありますが、生態系の中で役割を持つ存在です。

毒・危険性

人に危害のある刺胞や毒の報告はありません。
仮に人に付着した場合でも、軽い出血やかゆみ、小さな傷程度で、危険性は低いとされています。 ただし、感染症のリスクはゼロではありません。

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