概要
撮影地: 静岡県伊東市 水深10m
- コーデック:H264-MPEG4AVC
- 解像度:1920x1080
- フレームレート:59.94
- 長さ:1分34秒
- サイズ:456MB
分類・分布
節足動物門 > 軟甲綱 > 十脚目 > サラサエビ科 > サラサエビ属 > ヤイトサラサエビ
房総半島以南、小笠原諸島、琉球列島特徴
赤と白のコントラストが鮮やかな小型のエビ、サラサエビによく似ていて、以前は混同されていた種類です。
第三腹節の背面に黒っぽい丸模様があるのが特徴です。
また、サラサエビの雄の第一腹肢内肢の外側に切れ込みがあるのに対し、ヤイトサラサエビでは切れ込みは無いという違いがあります。
オスは、メスの3倍ほどの体格になり、大きなハサミ脚と、長く伸びた第三顎脚が特徴的で、サラサエビを見慣れた人は驚きます。
南の海では、ほとんどがヤイトサラサエビで、サラサエビは少ないそうですが、伊豆半島では逆で、ヤイトサラサエビを見かけることはあまりありません。
雑学
岩の隙間を覗き込むと、見事な赤と白の色合いに驚かされますが、夜間は曖昧なコントラストになり、昼間ほど鮮烈な印象はありません。
和名のヤイトは「灸」と書き、お灸のことです。背面の黒い丸模様がお灸の痕のようなので、ヤイトサラサエビとなったということです。
参考資料
- 国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)BISMaL ▶ 見る
- 原色検索日本海岸動物図鑑Ⅱ 保育社 西村三郎編著
- 海の甲殻類 文一総合出版 峯水亮著