概要
製作中
分類
種子植物亜門 > 被子植物上綱 > モクレン網 > ユリ上目 > オモダカ目 > トチカガミ科 > ウミヒルモ属 > ヤマトウミヒルモ
特徴・雑学
ヤマトウミヒルモは、日本沿岸の浅い砂地に群生する海草(かいそう)で、海の中の草原のように一面に広がります。
海草と聞くと海藻(かいそう)と混同されがちですが、これはれっきとした「花の咲く植物(種子植物)」であり、季節によって雄花や雌花を咲かせ、
種をつくるという特徴があります。
特に夏季に繁茂し、水中に小さな花を咲かせることが知られています。その姿は非常に繊細で、専門家の間でも注目されています。
また、ヤマトウミヒルモの群生地は、稚魚のすみかや産卵場としても重要で、沿岸の生態系に欠かせない存在です。
地味な植物ですが、その存在は海の健康状態を知るうえでの「指標種」としても役立っており、環境モニタリングの対象になることもあります。