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クロエリギンポ
黒襟銀宝
Trichonotus filamentosus
撮影地：静岡県伊東市　水深４m
　　
一見すると生物がいないように見える海底の砂地ですが、実は生物の宝庫です。砂地の生物は隠れる技が巧みです。細長い体形のクロエリギンポは砂に潜って隠れます。大きな鰭を畳み、刺さる様に砂に飛び込むと顔だけを出して辺りを監視します。どんな砂地に棲めるという訳ではなく、泥の混ざらないサラサラとした砂で、やや粗めの方が好みなようです。硬すぎると飛び込めませんし、あまり砂が細かいと呼吸が出来なくなりますので住処は限定されます。砂質が変化すると、彼らの住処も移動することになります。
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