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抱卵するイセエビ
伊勢海老
Japanese spiny lobster
Panulirus japonicus
撮影地:静岡県伊東市
  
イセエビの産卵は6月から8月が最も盛んだと言われています。伊豆半島ではイセエビに卵を産んでもらうため、5月中旬から9月中旬まではイセエビ漁は禁漁となっています。雄と雌が交尾した後、雌から産まれた卵はお腹に抱えられます。最初は鮮やかなオレンジ色をしていますが、次第に褐色から白っぽくなり、卵の房も大きくなります。イセエビにはハサミ脚がありませんが、雌の一番後ろの第5脚だけが小さなハサミ脚になっており、卵をケアする様子が見られます。50万粒と言われる卵をお腹に抱えている期間は30日から50日程度で、孵化するとフィロゾーマ幼生となって海に旅立ちます。幼生は1年ほど浮遊生活をしながら脱皮を繰り返すと、ようやく小さなイセエビの姿になって海底に降り立ちます。
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