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泳ぐシマウミシダ
縞海羊歯
Cyllometra manca
撮影地:静岡県伊東市、賀茂郡
  
海の羊歯でウミシダという名前ですが、植物ではなくウニやヒトデ、ナマコと同じ棘皮動物です。ウミシダの中には羽ばたく様に泳ぐ種類がいますが、敵から逃れたり、環境の良い場所に移動するためだと考えられています。 ウミシダは敵に襲われると羽根のような腕を「自切」します。ウミシダはナマコやヒトデなどの他の棘皮動物と違って小さな脳があるので、自切や羽ばたいて泳ぐことができるのは脳があるためだと言われているようです。 生命力は強く、全ての腕を自切したとしても、中心にある円盤状の体さえ残っていれば再生することが可能です。食べ物は海中を漂うデトリタスですが、多くは必要としません。海水温の上昇はウミシダにとって再生力を高める有利な方向だそうです。ウミシダは死なないのではないか?と言われるほどの生命力で、将来の海は彼らが繫栄するのかもしれません。
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