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二枚貝が足を使って起き上がる
種類不明
撮影地:静岡県伊東市 水深5m
  
海底の砂の中には様々な二枚貝が棲んでいます。 普段は水管を上に向けて砂に潜っていますが、表面に出てしまった時には、器用に「足」を使って砂に戻ろうとします。二枚貝の足は非常に柔軟で力強く、砂に差し込む際は細く鋭くして抵抗を無くし、グッと縮める時は先端を矢じりの様な形にして抜けないようにしているそうです。また、激しく海底を蹴って飛ぶこともできます(泳いでいるようにも見えます)。 足というよりは、口から舌が出ているように見もえます。昔の人もそう思ったのか、バカガイという種は「口からベロを出しっぱなしにして馬鹿みたいだから」とのことでバカガイという名前が付いたそうです。バカガイの足は寿司ネタの青柳として有名ですが、さすがに馬鹿の貝では売りづらいので、かっこうよく「青柳」という名称にしたという話です。 もちろんバカガイ以外でも二枚貝は美味しいので、人間の他にも歯に自信のある生物は好んで食べます。カワハギが砂地を水流で掘りながら進むのは、こういった貝を探しています。
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