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貝を食べるスナダコ
砂蛸
Amphioctopus kagoshimensis
撮影地:静岡県沼津市
  
鼻水のような粘液が海底にたなびいているので不思議に思うと、ツメタガイが白い体を出したままお亡くなりになっていました。よく見ると隣にスナダコがいます。なるほど、スナダコがツメタガイを捕らえたのか。と気づいて見ると、スナダコは本気の様子でツメタガイを食べ始めます。カメラもライトの明るさもまったく気にしないようで、よほどツメタガイが美味しいのでしょう。 ツメタガイは砂に潜って生活する貝なので、泳いで海底を探しても見つかることはありません。ところがタコは吸盤で味や匂いがわかるらしいので、海底に降り立つだけで砂の中に潜む美味しい貝を察知できるのでしょう。8本もある腕で掘り出すのは難しいことではありません。 一般的ではありませんが、ツメタガイはヌメリを除去すれば人間でも食べられる美味しい貝だそうです。やはりタコはグルメです。
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